2008年03月19日

株式公開を目指す②

(先日の続き)

かくして、株式公開に向けての日々が始まった。
とはいえ、社会人になりたて初々しいOLだから、最初は総務(受付・役員のスケジューリング)などもやりながら。

いわゆる「株式公開準備業務」として最初にやったのは、規程作りや業務フロー作成だったように思う。
公認会計士の先生やベンチャーキャピタルなど、数少ない外部のブレーンにおんぶにだっこで、とりあえず進めた。

そうこうしていると、主幹事証券会社が決定。(実は、その後2社ほど変更したが・・・)
彼等が毎月やってくる。
「事業計画を出してください」
「今期予算を出してください」
やれやれ・・・。
それまで作成していたものを出して説明するも、
「○○の根拠は?」「どのように考えてますか?」
と突っ込まれること、突っ込まれること!

修正の必要があると決断し、少し時間をもらって練り直し。
特に株式公開を目指す場合、株価の評価や事業の成長性など、全ての基準が「経営計画」「事業計画」にあるから、
彼等も計画の信憑性や精度をしぶとく求めてくるのです。
こんなことも、OJTで覚える未熟な担当者でした・・・。

なんとか、修正予算も完成。
そしたら今度は、
「予実(予算・実績比較)の状況を教えてください。」
「ここは、なぜ達成できてないんですか?遅れてるのは、いつまでに上がりますか?」
などなど・・・・・、毎月矢のような質問が来る。

しかも、
「もう月次の数字出てますよね?」「いつ出るんですか?」
と迅速性を求められる。

これが、毎月延々と続くのである。
成績が良い時は意気揚々と説明できるのだが、逆の時は胃薬が手放せない。
言い訳がきかない世界という厳しさを学んだ。

要するに株式公開のプロセスは、
1) 継続して会社を成長させていく仕組み
2) 透明性のある効率的な会社作り
3) 経営の障害になる事項の予防ができる体制づくり
であると感じた。


上場申請まで:あと2年
この時期の平均帰宅時間:1:00AM



to be continued...


【事業計画を立てるには】  


Posted by reiko angel at 19:51Comments(0)myself