2009年01月08日

不景気だから「しょうがない」じゃなく・・・

今日はある会社の単年度計画の立案をサポート。
業歴も浅く、小規模の会社です。

以前このブログでも「2本立ての計画」について書いたことがありますが、
この会社も2本立ての計画を立案しました。

①目標とする計画。
②今考えられる最悪パターンの計画。

厳しく苦しい時代だからこそ、本業を活かして新しいことをすべき。
という社長の考えのもとで①の計画をまず立案しました。
ただし、新しい事業だからその可能性も未知数な部分が多い。
だから、新事業をしかるべき時期に確立するためにやるべき行動について、
今考えられる範囲で最大限かつ具体的に行動計画を作ることに力点をおきました。

昨今の先行き不透明な経済情勢において、
これまでのお客様からの受注がどういう状況になっていくか計るのが難しくなっています。
この会社ももちろん同様。
そんな環境の中だからこそ、今までの②を作って業務の最低ラインを押さえておくことが重要。
売上の最低ラインでも生き残るためには、何をどうコントロールする必要があるのか。
これを頭においておくことによって、社長の心の平安がもたらされます。(特に資金面!)

現在のような御時世だと、守りに入る企業も多いと思います。
守りを固めるのが得策の企業ももちろんあるはず。
だけど、今日の会社のように敢えて攻めに転じるというのも大いにありだと思います。
(当然、本業を確保することを前提にした話ですが。)

立案が終わった後で、社長がこう仰いました。
「不景気だから『しょうがない』というのではなく、『不景気だからこそチャンス』があると思う。」
私も全く同感です。
世の中が良くなるのを待っているのではなく、
今の世の中にあるニーズを捉えて、それを商機に変えていくのが必要なのだと。

今日は、計画立案を通して今の企業のあるべき姿を再認識したような気がします。
そして、こういう前向きな社長・会社を応援できることに、本当に生きがいを感じています。
今、とてもすがすがしい気持ちでいます。  


Posted by reiko angel at 20:51Comments(0)